人工海水の作り方。めんどくさい!ってホント?
海水未経験で淡水でアクアリウムをしている人がイメージするのは、水換えでわざわざ海水を作らなければならんからめんどくさくねー!というのではなかろうかと思うんですが・・
何故ならば、海水やる前は海水めんどいやろなーと自分自身も思っていました。りんずです。
こんばんわぁ>ω<
でも、実際やってみると実はそうめんどくさくもない、というのが実感だと思います。
海水のめんどくさいイメージを払拭!色々を紹介していきます。多少独断と偏見入ってている気もしないでもないけど、そこはそんなもんだと思っていただければ幸いでございます。
そもそも海水はしょっぱい
そりゃそうだ!と思うんですが、なぜ海水がしょっぱいんだ!ということを知っているという話はなかなか聞かないものです。
海の水がしょっぱいのは、子どもでも知っている。しょっぱさの正体は、塩素とナトリウムが結びついた塩化ナトリウム、つまり「塩」である。
塩化ナトリウムは食塩の主成分で、海水からつくった塩は古くから食用にされてきた。海水の塩分濃度は3.5パーセントで、なめてみるとかなり塩辛いことがわかる。
一つ目が、地球に海ができた直後からしょっぱかったという説。およそ46億年前のできたばかりの地球は、熱い溶岩のかたまりで海もなかった。それが、次第に温度が下がり、空気中の水蒸気も冷えて雨が降るようになった。雨は空気中の塩素ガスを溶かして流れ、塩素を含んだ水が大地にたまった。
また、この頃の大気は、火山から噴出したガスで満ちていたが、火山ガスを含んだ雨は、岩を溶かす力もとても強い。そのため、岩石や土に含まれているナトリウムが溶けて海に流れ込み、塩素と結びつくことで塩化ナトリウムを含んだ海ができたというのだ。
もう一つが、地球に陸ができてから徐々にしょっぱくなったという説。地球に陸ができたのはおよそ27億年前で、陸地の岩や土に含まれていた塩素やナトリウムが雨によって溶け出し、海まで運ばれた。海水が太陽に照らされると、水分だけが蒸発する。これが何億年も繰り返されるうちに、塩分濃度が徐々に濃くなったというのだ。
引用:ダヴィンチニュース
海水をどこで調達する?
海行って海水汲めば話はカネかからんし早いんじゃないかね!と思うんですが、海沿いに住んでいるならともかく、海無し県の人なんて、とりあえず最寄りの海に行くまで高速代だとかガソリン代だとか諸々の費用がいるわけで、そんなんなら近所のショップで塩買ったほうが早いもんです。
そして、海行って海水汲むとはいっても、国内の海岸付近で純粋にきれいな海水が多くなく、生活排水だとか工業排水などが含まれている状態だってあり得るかもしれないです。
ということで、人工海水のもとを購入。個人的にはテトラの海水、もしくはReaSeaの海水を使っています。
(2024/11/12 17:23:12時点 楽天市場調べ-詳細)
(2024/11/12 17:23:12時点 楽天市場調べ-詳細)
人工海水を作る。
今回の人工海水は、テトラマリンソルトプロ。作る海水の量によって様々なサイズの塩が販売されているわけですが、保存さえしっかり出来れば数回にわけて使ってもよいかな、と思います。
海水を作るのに必須!のアイテム
本来、人工海水を作る場合、必要になるものがたくさんあります。
海水を作るのに必須アイテム:
- 人工海水のもと
- 比重計
- バケツ
- 計量用カップ
慣れてくるとまーええかな・・と思うアイテム:
- エアレーション系
- 水温計など
ホントなら、水換えのために造る海水はしっかり道具を揃えてやるべきなのです。
初めて海水の水槽を作る場合、まっさらな状態から作るので、水温や海水のもとを混ぜるエアレーションにも気を遣いたいところです。
しかし、水槽の海水もかなりこなれてくると、1回にやる水換えの量(そこそこ頻繁にやる場合)は水槽の1/3~1/4くらいなので、けっこう手を抜けるとこは抜きます。
って書くとノウハウとしてはあかんヤツなんですが、ぶっちゃけ毎回きっちりはめんどくさいですよね・・。
人工海水のための様々なアイテム
- 人工海水のもと
色々なメーカーから販売されています。食塩で代用は出来ません。様々な成分が含有されていて、水に溶かすことで海水とほぼ同じになります。
- 比重計
塩分濃度を計測するための機器。基本的に水温26℃前後で1.023の数値に合わせます。
プチメーターでじゅうぶんかと。
- バケツ
ホームセンターなどに売ってるタイプのものでも使えますが、先がとんがってるタイプのバケツがめっちゃ使いやすいです。便利!
↓こんな感じのヤツ。
- 計量用カップ
水に対してどれくらいの塩入れるかという計量用カップですが、慣れてくるとだいたいで水の中に塩ぶちこんで比重計で合わせていくという荒っぽい所業に出ます。
こんなやり方だとまず比重計の針が振り切れるので、そこに水を足して調整するという、あまり手本にするべきではないということを付け足しておきますね!
海水の塩分濃度:
- 海水の塩分濃度はだいたい3%~3.8%あたり。
- 水1リットルあたりで、海水のもとは30グラム使用する。
- 潮干狩りにおいてアサリの砂抜きにも応用できる。
- エアレーション、水温計など
個人的にはめんどいから水に塩入れたら手でかき混ぜるんですが、成分的にどうしても溶けづらいものがあるそうで、水底に白い成分が残ることがあります。
完全に撹拌するのであれば、エアレーションでぶくぶくさせてゆっくりと溶かすとよいかと思われます。
そして、水温によって比重が変わるので、水温計があれば安心。冬の寒いときは若干お湯も継ぎ足します。冬場の海水作りはマジで修行ですし!
カルキ抜きもあるとよいですが、海水のもとによってはカルキ抜き成分が含有されているものもあるそうですね。
まとめ
淡水ならここまで手間いらんよね~と思いながら水入れて塩入れて比重を計測しています。
ちなみに、海岸で海水を汲んでみたこともありますが、この場合はゴミが浮かんでる可能性もあるので、フィルターなどを通して除去。1回だけ試しにやってみたんですが、この時は無事に使えました。石川県の能登島の海きれいでしたねー。
海水水槽を始めた頃は60リットルの海水を作るのに、なんか半日近くかかってた記憶がありますが、慣れてくると色々なところで時短できるようになってきます。
一気にたくさんの海水作って入れるより、頻繁に水換えを行うことによって海水魚、無脊椎系、ライブロックなどにストレスがかかりにくいんじゃないかな、と思います。
長いことメンテナンスさぼってると汚れまくって掃除の手間が余計にかかるし、あとやる気が削がれてしまうというデメリットが見えてくるんですよね!なんか開けてはいけない箱を開ける気分って感じです。
今回は人工海水を作るのが難しいかどうかという記事でした。
きっと、そこまで大変じゃない・・・はず。