ディスクコーラル、初心者向けサンゴと言われる。
海水水槽を始めると、カクレクマノミなどのかわいい海水魚もいいけど、ショップでサンゴの入っている水槽を見ると、その華やかできれいな色彩を見ると、つい自分の水槽でも入れたくなってしまう衝動に駆られるかと思います。
しかし、サンゴってもんはなかなか敷居が高いイメージ。実際種類によってはかなり難しく、数日でダメになるおそれもあったりするんです。
サンゴ入れてみたいけど、最初なにで慣れていけばいいんかしらん?という方にまずおススメなのが「ディスクコーラル」という種類のソフトコーラルです。
ぶっちゃけ、放置してても大丈夫レベルです。今回はディスクコーラルの紹介と実際飼ってみた経験も踏まえて紹介していきます。
ディスクコーラルとは何ですかっ
ディスクコーラルという種類は厳密に言うとイソギンチャクに近い仲間とされています。なんだサンゴじゃねぇじゃん!という意見もあったりなかったりですが、アクアリウムではソフトコーラルに分類されています。
ショップでもほぼ確実に販売されているほどのメジャーな種類です。
初心者の方におススメなサンゴとして他にピックアップされるのは「マメスナギンチャク」や「スターポリプ」、「グリーンボタン」あたりですね~。
マメスナやグリーンボタンは海水魚の餌が漂着するとポリプを動かして食べているような動きを見せます。ちょっと面白いですね~。
ディスクコーラルはイソギンチャクに近い仲間ということもあり、なんとなく移動することがあるようです。
とはいえ、派手に移動するわけではなく、どこかに揺られて漂着するとか、フィルターに詰まってしまったとかのようなそこまで大変なことにはならないです。
ライブロックのくぼみあたりに設置しておけば、だいたいそこで鎮座してくれるかと思います。なるべく激しい水流が当たらないような場所が好ましいです。コーラルの部分がめくれるようならば移動させたほうがよいですね~
ディスクコーラルの種類やカラーなどは?
ディスクコーラルとはいっても、様々な種類やカラーがあり、大きさにもよって価格も変わってきます。基本的に地味めな種類は安価だし、なんか見た目超派手!大きい!みたいなものはめっちゃ高い!という基準かと。
カラーは赤系、青系、緑系、オレンジ系とホントに色々。しかもそこから模様とか違ってきたりと、どこまで同属の同種なんかさっぱり・・みたいな感じです。
そして、バリエーションも色々。
ノーマル系
ディスクコーラルの中でも単色系のノーマルタイプ。あまり派手ではないものが多いです。
価格もそれなりに安価で、1枚あたり500円前後くらいから。しまいにはライブロックを買った時にうっかりオマケで付いてるくらい。
ちなみに以前飼っていた水槽内で1枚から最終的に100枚以上?に分裂し、なんかとんでもないことになってしまいました。もういらねぇ!とショップに泣きついたことがあります。
ディスクコーラルって分裂して殖えるんですよね!コワイ!
ヘアリーディスク
ディスクコーラルの表面から多数の触手が出てきている種類です。
ウミキノコみたいな印象。この触手が蛍光色になることもあり、群生させるとけっこうきれいで目を引きます。
ノーマルのヘアリーディスクより価格が高めになりますが、手に入れやすい種類です。
バブルディスク
表面が泡状になっている種類。ノーマルよりレア度が高く、蛍光色になるものはかなり美しくなります。
今回画像で紹介しているのは、蛍光オレンジのバブルディスクです。大きさはだいたい3cm程度ですが、価格がそれなりにする・・んですが、これが分裂してある程度増えてくれると嬉しいんですがね~。どうなるかしらん。
ブルーLEDライトで蛍光オレンジ部分が反射して光るので、これだけで雰囲気が超バッチリ!家族にもウケがいい!たぶん!
ちなみに、カリブ産のバブルディスク(カリビアンディスク、カリバブ)はこの蛍光色が複数あり、マルチカラー系はレア種として高額で取引されております。
エレファントイヤー
かなり大きくなる種類。形も独特なものになります。ショップでは意外に見かけないかも?
小さめな水槽ではかなり場所を取るかも。個人的には導入したことがないんですが、もしエレファントイヤーのサイズで分裂したら、非常にとんでもないことになるのかね~と思います。
ディスクコーラルの飼育のしかた
ディスクコーラルは初心者の方にも飼育しやすいということで、入門種とされています。
飼いやすい理由として、環境にこだわりが無くてもいける!という印象ですね~。
1枚から100枚以上に殖えてしまったという謎環境に基づいた環境はこんな感じです。
ディスクコーラル 水槽サイズ
エレファントイヤーのような大きいサイズのもので無ければ一般的なサイズの水槽でも大丈夫。60×45×45サイズの水槽で余裕ができすぎるほど。
2020年現在、40cmサイズの水槽で導入中。とくに邪魔にもされず食いつかれもされずで順調にのんびり鎮座している様子。
ディスクコーラルの環境
水質にあまり左右されないと言われるディスクコーラル。
環境さえよければ分裂によって殖えていくので、カリブ系のバブルディスクを増やしたい!という野望があれば出来るだけハードコーラルも飼える環境があるとよさそうです。
水流はあまり強いものだとよくないと言われているので、ちょっとライブロックなどで遮ることが出来るくらいならいいかなーと思います。
水温はだいたいいつもの25℃~26℃くらい。夏の暑さも何故か乗り切るほどの生命力。
とはいえ、30℃超えはあかんヤツだと思われます。
餌は基本的に与えなくても大丈夫。ある程度のライトでしっかり生きています。
殖えすぎたわけだが・・・
放置してたら設置していたライブロック中に分裂、しまいには他のライブロックやサンゴ砂に飛び火してしまうくらいの侵食をしてしまった地味めの赤系ディスクコーラル。
小さなものから大きなものまで100枚くらいの同じヤツが水槽に点在してると、まーええわー!となってしまうほど。購入したショップに相談したら引き取って頂けました。その際に別の新しいライブロックを購入しています。
ディスクコーラル ほかの特徴
基本的にディスクコーラルは毒性が強めと言われているので、ほかのサンゴと近い場所に置くことは避けるべきかと思われます。頻繁ではないんですが移動もするということで、出来るだけ離しておくとよさそうです。
ディスクコーラル同士ならば影響はないと言われています。そうであれば現在導入中の蛍光オレンジのバブルディスクに蛍光グリーンあたりを追加導入してみたいものです。
海水魚との相性としては、基本的にサンゴ食系の魚とは相容れないかと。
エレファントイヤーのような大きいものは逆に鈍重な動きの小型の魚を捕食するって話なんですが、それもそれで困りますよね!
ディスクコーラルの種類、カラー、飼育方法まとめ
今回は、海水水槽のサンゴ飼育入門種といわれるディスクコーラルの種類やカラー、飼育方法を紹介しています。
うちのような世紀末救世主伝説みたいな水槽の環境でも図太く生きているどころか、めちゃ分裂しまくってるくらいなので、よほどのことがない限り数日で落ちて溶けました、なんてことはきっと無いかと思われます。
個人的おススメはやはり蛍光色系のバブルかヘアリーのディスクコーラルではなかろうかと思います。
マルチカラーのカリビアンディスクで水槽を埋めてみたい!という野望がありますね~。
ディスクコーラル:
- 初心者むけ。サンゴ飼育入門種。様々な環境に適応できる。
- カラーバリエーションが多彩。形状もたくさんの種類がある。
- 価格が様々で、きれいでレア種ほど高額。10000円以上もあるらしい。
- ブルーLEDライトで蛍光色に光る種類超おススメ!
- 環境によっては恐るべき勢いで分裂。殖えすぎ注意なことも。
- サンゴ食の魚とは入れないほうがよい。
- 毒性が強いので、多種サンゴとは離れて設置。
- カリビアンディスク激推し!(個人的に。)