アクアリウム飼育記

【トゲアシガニ】見せてもらおうか。海水水槽のコケ取り最終兵器とやらを。

海水水槽のコケ取りにトゲアシガニ

水槽を立ち上げて最初の頃って、水もきれいだし、ガラス面もピカピカだし、ずっとこのままの状態ならいいよね~と思うんですが、やっぱりどうしても日にちが経ってくると色んな場所にコケが繁茂してくるんですよね~。

ガラス面にはコケ取りの貝を入れるのが一般的ですが、ライブロックなどの複雑な地形ではコケ取りの貝もなかなかうまく掃除が出来ないかもねーと思います。

その時に活躍してくれるのが「トゲアシガニ」っていうカニの仲間。

ショップでは時々「コケ取りの最終兵器」と呼ばれるくらい有能なカニなんだそうです。

普通海水水槽のカニといえばライブロックに潜んでて時々悪さするみたいなどっちかっていうとめんどくさいタイプの生き物になりがちなんですが、トゲアシガニさんはむしろ役に立ってくれるようです。

 

トゲアシガニを導入してみた!

トゲアシガニ

トゲアシガニはその名の通り、脚部に小さなトゲが付いている小型のカニ。脚は立派ですがハサミ部分はなんだかかわいらしいです。ちまっとしてる。

見た目が扁平で、模様が若干派手め。なんとなくトノサマガエルっぽい?カエルがコワイ身としてはあまり気持ちのよいもんではございませんが、左右対称な模様がなんか不思議。

海水の生物って時々凄まじく変にすごい模様だとか色をしている種類いますよね~。ホワイトソックスやバイカラードッティバックあたりは初めて見る人には衝撃的ですらあるかも。

 

そんなカニの中でも模様が派手な方かな?というトゲアシガニを水槽に導入。

うちの水槽ってすぐにコケ出てくるんですよね!

 

トゲアシガニの特徴

トゲアシガニ:

  • 体長 だいたい5~6cm
  • 価格 380円~1000円
  • 飼育 放置してても生き抜けるくらい丈夫

トゲアシガニは体長が5~6cmくらいの小型のカニで、小さめな水槽でも1匹入れればじゅうぶんお仕事してくれます。

むしろ2匹とか入れるとケンカするかも。以前複数入れたらケンカしてたし、種類によってはエビなどの甲殻類と小競り合いをすることもあるかもです。

かなり動くカニで、いつも移動しながら小さいハサミで何か食べてる感じの仕草をしています。ホントになんか食べてるんかね君は!と思うんですが、我々人間の目には見えないほどの何かを食べているのでしょう。

 

あまり水槽の前面に出て掃除アピールをするタイプではなく、普段はライブロックの隙間や陰になる場所でひっそりしているんですが、ライトを消してしばらく経つ、もしくは夜中にライトをつけてみると思いのほか頑張ってる姿を見ることができます。

 

実際にトゲアシガニの仕事ぶりはなかなか強力であり、小さなライブロックであれば1~2日くらいで糸状のコケが目立たなくなるはずです。

 

時々、抜け殻で騙してくる

とくに水質に思い切り気を遣うこともなく、カニ専用に餌を用意しなくても自給自足?で生きていけるイメージなトゲアシガニなんですが、たまにいきなりひっくり返ってまったく動かない姿を見ることがあるんですね~・・・

昨日まであれだけ元気だったのに!と思って死骸を取り出そうと水槽用ピンセットを使おうとして掴んでみると・・

 

抜け殻だった!

 

ということが。すごくきれいに抜け殻を残すんですね~。トゲアシガニを導入した時に画像を残しておくと、2~3回ほど脱皮した後の姿を見るとけっこう大きくなっていることが分かります。

 

トゲアシガニを導入してのメリット・デメリット

過去に数度トゲアシガニを導入しています。実際に飼育してみて感じたメリットとデメリットとしては以下のような感じですね~

メリット:

  • コケ取り能力ばっちり
  • あまり大きくならない。扁平なので隙間にも入りやすい
  • そんなに高くない。安ければ300円~
  • つまんで食べる様子がもしかしたらカワイイ?

 

デメリット:

  • 狭い水槽で複数入れるとケンカする(たぶん)
  • 他の底生生物にちょっかいかけることもある
  • 掃除してほしいとこはなかなかしてくれない

と、生き物であるがゆえのメリットとデメリットが出てくるものですが、やはり水槽の大きさによって1匹~2匹くらい入れてみてもよいかと思います。

 

水槽の掃除役として欠かさない生物のひとつに挙げられるトゲアシガニ。

個人的にはかなりおススメだと思います。あとはコケ取りの貝、マガキガイなどの底砂を撹拌するタイプがいればだいたいばっちり!かなと思いますね~。

 

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です