ヒレナガネジリンボウの飼い方。エビと共生させてみたい
海水のアクアリウムは色々な特徴持ってる生き物がいて、淡水アクアリウムより面倒って言えば面倒なんだけど、また違った生き物の生態を見ることが出来て楽しいんですよね。
今回は、エビと共生するハゼの一種、「ヒレナガネジリンボウ」のお話です。
たまーに水槽に入れたくなるんですが、このハゼもエビも小さいもんだから大きな水槽で複雑なライブロックでレイアウトしてしまうと、どこに行ってしまうのかよく分からなくなるのがちょっとツライ。出来れば水槽前面で共生しておくれんかね・・・。
ヒレナガネジリンボウを飼ってみる!カワイイ!

ヒレナガネジリンボウを水槽に導入。そういえばうちの水槽はカクレクマノミのペアしかいねぇ!あとはヒトデだとかウミキノコだとかそんなんばかりだし、たまにはお魚入れてみたいよね!ということで白羽の矢が立ったのがこのヒレナガネジリンボウさん。
ヒレナガネジリンボウは、スズキ目ハゼ科ネジリンボウ属です。特徴としては頭が黄色く、背びれが長くなっている、体に斜めの縞模様があります。
テッポウエビと呼ばれるエビと共生するとして知られており、飼育下でもいっしょに巣を作っている姿を見ることが出来ます。
これがなかなか見ててカワイイんですよね!まるで種類が違うのにいっしょに棲んでいるみたいな。しかしエビが巣を作ってハゼが居候する?ってことらしいです。そうなのか!
エビが巣を作ってる時にハゼが巣の周辺を警戒して防衛している!っていう話のはずなんだけどね!どうせならこっちの説のほうがなんかいい話じゃないですかねー!
ネジリンボウさん、先住民と仲良くできる?

ヒレナガネジリンボウの体長は現在3cm~4cmくらい。けっこう小さいです。少し大きめサイズのカージナルテトラくらいなもんです。
しかし、こうやってみるとホントに模様がねじっていますね~。そして顔もなんか愛嬌があるかもしれません。

水合わせをして水槽内に導入。長いひれを立てていて大丈夫そうな感じです。
しかし、すぐに先住民のカクレクマノミペアに気付かれて一瞬近づかれました。もしかしてどつかれる?と思ったのですが、カクレクマノミは「この子どこから来たの?」という程度でとくになにもせずすぐに離脱。
これはニセスズメだったら容赦なくどつきに来るんだろうな~・・・と思うと海水魚の性格や混泳の難しさを実感するところでございます。
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ヒレナガネジリンボウの飼育環境
水槽の大きさ
ヒレナガネジリンボウはけっこう小型の種類で、導入時は3cm~4cm程度でした。そしてあまり派手に泳ぎ回ることも無く、水底でまったりしている感じです。
大きめな水槽だと、もしかしてどこ行った!ってことになりがち。ついでに共生するエビも水槽の奥のほうで巣を作ると空気読んで!となりがち。
飼育環境
砂とライブロックがあればエビと共生する姿を見ることが出来ます。
飼育環境としては出来るだけ水底が汚れていないほうがいいみたいだけど、けっこう丈夫な種類と言われています。カクレクマノミよりも丈夫とも言われ、うちの世紀末救世主伝説な環境でもなんとかいけるんじゃないか・・と今のとこ思っている状況。
他の魚と混泳させる
カクレクマノミとは死合うことはなさそうです。導入時に一瞬近づかれましたが大丈夫でした。もしかしたら体の形状が似ていそうなタイプの魚はどつき回されるおそれがあるかもです。
ニセスズメ系は気を付けたいところ。たぶん。
なに食べる?
砂の上や中にいる微生物を食べてそうな印象ですが、餌を与えるならば沈降性のあるフードがあるとよさそうです。
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まとめ
テッポウエビなどと共生するハゼの一種、「ヒレナガネジリンボウ」のお話でした。
長く飼えるといいんですが、どんな生体でも導入して一週間は落ちるか落ちないかでけっこう緊張感が走ります。しかし、馴染んでしまえばけっこうまったりしてて水槽の変化が緩やかになってしまうんですけどね~
ヒレナガネジリンボウ:
- テッポウエビと共生する姿を見ることが出来る。
- 「ハタタテネジリンボウ」という名前でも流通する。
- おとなしくて小さい。出来るだけ水槽の前面でエビと巣を作ってね!
- 沈む系の餌おススメ。
- 価格はだいたい1000円前後くらい。
- 俊敏な動きはあんまりしない。逆に速そうなヤツにやられそう。
- 正面の顔はけっこうカワイイ。