シリキルリスズメダイの飼育方法を振り返る
海水のアクアリウムで非常によく見かけるのが全身青色の小型魚「ルリスズメダイ」ですが、今回はその仲間、「シリキルリスズメダイ」を紹介しようかと思います。
ルリスズメダイ同様、ショップでよく販売されていて価格も海水魚では安価ですね~。きれい、安い、カワイイ!となかなかいいとこ取りではありますが、スズメダイ系の特徴である、気が強いところはやはりある模様。混泳には若干気を付けたいところですよね~
シリキルリスズメダイとは
ルリスズメダイと似てるけど、特徴として尾のあたりが黄色くなります。ぼんやり黄色くなっていくグラデーションというよりはどちらかというとくっきりと分かれているような印象。

昔のブログ画像から引っ張ってきた、静岡県伊東市にある道の駅伊東マリンタウンの裏で泳いでいたルリスズメダイ系のお魚。自然下で泳ぐ姿だけでなんかスゴイ!と思いますね~。
しかし、こちらのお魚は「ソラスズメダイ」と呼ばれる種類だそうで、やはり尾びれが黄色くなっているそうなんです。シリキルリスズメダイとどう違うのかとはなかなか分かりづらいもんですが、これもまた地域によって尾びれの色が少し変わってくるのだとか。
久々に入れてみたシリキルリスズメダイ。

うちの水槽、定着すればかなり長く生きていられるようなんですが、やはり落ちる個体もいたりするので、たまに新しいお魚を入れることもありますー。
今回はシリキルリスズメダイ×2です。水槽があまり大きくないのに2匹入れるのは若干闘争のおそれが出るのですが、先住民(カクレクマノミとデバスズメダイなど)が牽制するかも、という予見を持って投入。
真っ青なルリスズメダイに比べれば幾分か大人しいかも?といわれるシリキルリスズメダイですが、カクレクマノミが圧倒的権威を持つうちの水槽、パワーバランスは変わるのかどうか。
シリキルリスズメダイ、ちょっと遠慮がち
思いのほかフリー素材でシリキルリスズメダイ無いかも・・ということでイメージです。

ということで、シリキルリスズメダイを水槽に投入。先住民と仲良くしてくれればいいんだけど、せめてどちらかが一方的に殺戮行為をしなければよいかと思います。
予想では複数飼育なので、ターゲットが定まらないということで多少の小競り合いはあっても集中して一匹を攻撃することはないのでは、と考えます。
しかし、やはり先住民は強いようでまさかのデバスズメダイが少しシリキルリスズメダイにちょっかいかけている様子が見られました。デバスズメダイはおとなしいはずなんですが、やはり同じようなタイプを見ると何かけしかけるのはスズメダイ特有の性格なのかもしれませんね~。
幸い、執拗に仕掛けてくるようではないので様子見。
ニセスズメ系の執拗さはもはやサイコパスだったからな・・。
シリキルリスズメダイ まとめ
メジャーで飼いやすいけど、ちょっと荒れるかもしれないよ!というスズメダイ系。
シリキルリスズメダイ:
- 体色が鮮やかな青色に尾びれ部分が黄色くなる
- 雑食性。フレーク状、沈降性なんでもいけそう
- 磯で見かけるのはソラスズメダイという別種ってことも
- ショップでよく販売されている。380円~480円くらい
- ルリスズメダイより若干おとなしい、ってホントかな・・
- ライブロックなどで隠れる場所を作っておきたい
- 大きめな魚(食べられない程度)の混泳がむしろイケる