アフリカンシクリッドについての話。
今回は、アフリカンシクリッドについてのお話です。一般的にイメージされる熱帯魚水槽の様相とは明らかに何かが違う趣きを醸し出すのですが、どんな差があるのでしょうか。
過去にアフリカンシクリッド水槽を作ってみたことがあるのですが、コレもまたなかなか面白いもんでした。
アフリカンシクリッドの産地
アフリカンシクリッドの産地として有名なのがマラウイ湖、タンガニーカ湖、そしてヴィクトリア湖があるんですが、ショップで販売されているのはマラウイ湖産、タンガニーカ湖産が多いようですね~
マラウイ湖産:
- アーリー
- カエルレウス
- スノーホワイトシクリッド
- ゼブラシクリッド
タンガニーカ湖産:
- フロントーサ
- トロフェウス・モーリー
- トロフェウス・ドゥボイシー
- テトラオドン・ムブ
他にも色々あるんですけど、なんかアフリカンシクリッドって名前がけっこうややこしいんですよね~。和名が無いのか、それとも学名そのままで通っているのか。
過去に一度アフリカンシクリッド水槽を作った際は、代表的な種ばかり飼っていました。
出来れば90cm水槽を用意したかったんですが、スペースの都合で60*60*45の水槽になりました。小さいうちであれば余裕なんだけど、大きくなるにつれて大丈夫かしらん・・と思ったりも。
アフリカンシクリッド、飼ってみた。
少ない種類でしたが、ある程度アフリカンシクリッドを飼っていた経験あります。
アーリー
画像引用:Wikimedia
H.アーリー、正式には「スキアエノクロミス・フライエリィ」という、もうその時点で舌を噛むこと待ったなしな名前の種類なんですが、アフリカンシクリッドと言えばコイツ!みたいな代表格。スキアェッ(舌を噛む)・・アーリーください。
メタルブルーの金属的光沢感のある全身が、海水魚と見紛うくらいです。しかし、金属的ですが、どこかいぶし銀な雰囲気もある、シロウトは気をつけな。と言わんばかりの熱帯魚。
現地では食用にされてるって話なんですけどね。
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カエルレウス
ラビドクロミス・カエルレウス。ショップでは下の名前のカエルレウスで販売されていることが多いようです。ラビドくっ(舌を噛む)・・カエルレウスください。となりそう。
3~4cmくらいのサイズでよく見かけるんですが、鮮やかな黄色が目を引きますね~。
こちらも若干金属的な質感があり、黄色の海水魚とはまた違った印象があります。
うちの水槽で1.5倍ほど大きいフライエリィにも負けずに餌を食い合ってたというツワモノ。
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トロフェウス・ドゥボイシー
幼魚のうちは漆黒に白い星のような斑点が並ぶ、きれいでカワイイ!という姿なんですが、成魚になると斑点が消えてひとつの白いバンドが1本になるという種類。漆黒の体色もちょっと青みかかる黒になります。
飼っていたときも、最初はたしかに星の斑点がひときわ目立つお魚だったんですが、なんかいつの間にか成魚の姿になってましたね~。そこまでになる経過に覚えがまったくないんですが、急に模様変わったんか、ってくらい。
フライエリィやカエルレウスに比べれば少し小さめ。
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スノーホワイトシクリッド
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全身真っ白なアフリカンシクリッド。カエルレウスの改良品種。
ドゥボイシーの黒い全身とは対象的。
こちらも海水魚かと見紛うくらいなのですが、意外に真っ白な海水魚っていそうでいないという噂。 飼育についてはカエルレウスと同等でよろしいかと。
アフリカンシクリッドの色々
アフリカンシクリッドの特徴として、もともとがマラウイ湖、タンガニーカ湖産ということで、アルカリ性の水質に傾けなければいけないということで、ネオンテトラなどの弱酸性の水質を好む魚とは一緒に飼えないんですね~
性格も若干荒めになり、大きさに差がありすぎると、小さなほうは駆逐されてしまう危険性があるので、混泳も気を付けたいところ。と言われているけど、大きさ1.5倍差のフライエリィVSカエルレウス、ドゥボイシーあたりは意外にうまく付き合えていた様子。
餌はけっこう色々と食いつく印象。クリル、タブレットのような固形のものを好み、フレーク状は食べるようだけど、あまり好んでということはなさそうです。
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浮遊性の餌は食べる時に水面を弾くような動きをするので迫力があるんですが、蓋しておかないと水浸し。たまらん。
アフリカンシクリッド 概要
マニア好み?とか海水まではいかないにせよ、ちょっと違った水槽作りたいという渋めな選択をする方向け?に人気のアフリカンシクリッドのお話でした。
アフリカンシクリッド:
- 弱アルカリ性の水質
- 底砂は海水用サンゴ砂、サンゴの岩でPHを調整する
- 白い砂や岩に壁紙に対して壁紙を黒にするとなんかシブイ。
- アフリカンシクリッドの価格は300円~2000円あたりが多め。
- 混泳は若干気を遣う。
- 餌は固形のタイプがよさそう。
過去に飼育した経験でまとめています。長年飼育したってほどでもないので、もしかしたら一般的な飼育方法と差異が生じている可能性はあります。
ちなみに、真冬にヒーターがぶっ壊れて全滅したという最期を遂げております故・・・。